先輩の声 照田勇輔 2014年入社
- 2014/11/4
- 採用情報
父方の祖父も母方の祖父も宮大工のような仕事をしていて、それを身近で見てたので「伝統工芸」「匠」「職人」といったイメージは小さい頃からありました。特に板金屋だったんで、金物を叩いているところだとか良く見ていたので、めっきというのをとても身近に感じる事ができました。
家を建てるというのも好きだったので、以前は不動産関係の仕事をしていたのですが、少し遠回りはしてしまったものの、やっぱりこういう仕事がやりたいと思ったのが転職の動機でした。
自分の中では、古き良きものをずっと修正して長年使っていく、「経年劣化」ではなく「経年美化」というのを大事に思っているので、こういう伝統を守っていく仕事というのは自分の天職のように感じました。
現在任されている仕事は、工芸品等のニッケル・磨き物・ブロンズ・その他といろんな仕事を担当しています。担っている仕事が多いと感じる事もありますが、日々勉強だと思って取り組んでいます。
普段は、それぞれの部品と向き合っているので組み上がった物を見る事が出来ないんですが、祭りで奉納される「だんじり」を見に姫路に行った時に、その場にいる人たちが楽しんでいる顔や担ぎ手の人たちの熱気を感じて、自分のやっている仕事の達成感を肌で感じる事ができたのが大きかったですね。それ以来、神社などにも自然と行く機会が増えてきました。
また、自分が手掛けた物が全国各地に多く散らばっているんだと思うと、それがモチベーションになってやり甲斐を感じる事ができます。
めっきの場合、たとえねじ一本であっても、厚くめっきし過ぎたら入らないので、見た目の綺麗さだけでなく精密さも要求される訳です。そういう点では、お客さまからクレームがあった時なんかは、もちろん悔しさはありますが、それ以上にお客さまがそれだけのレベルを求めているんだと考えて、向上心を持って取り組むように心がけています。
仕事の面では、「いつまでも昨日の自分ではいたくない」という気持ちで取り組んでいます。
個人的には、いつかは結婚して子供に「お父さんすごい!」と思ってもらえるようになりたいですね。
まだ今の仕事を任されて3カ月なので、この先、5年10年と経験を積んで、誰もが認めてくれるような「凄み」を身につけたいですね。その為にも、今やっているニッケルでも、「ニッケルの事なら照田に聞け」と言ってもらえるようにならなければと思っています。
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