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2024.05.24
作品を通じて自分と向き合う
こんにちは☀️ 治具装着グループ Mです。
まだ5月だというのに昼頃には初夏を思わせるような気温になりますね。
けれども夜や早朝はまだまだ冷え込んだりと、
寒暖の差が大幅に見られますので体調管理には気をつけていきましょう!
さて今回は先日私が描いた作品をご覧頂ければと思います。
2点作品を描きまして、1点目は鉛筆画となります。
画材としましては、
クラフト紙(茶)、製図用シャープペンシルグラフギア0.5、0.3、クーピー(白)
実はこの猫の作品のモデルは、社内の方が飼われている猫さんです。
この度有難い事に是非描いてほしいとお声掛け頂きまして、
普段哺乳類を描かないので自分を試してみる上でも描いてみようと思い
気持ちを込めて描かせて頂きました( ´ ▽ ` )
この子との出会いのエピソードや、
普段どのようにして過ごしているかなど色々お話を聞かせて頂いた上で
どのようなタッチで描くか、構図で描くかなど考えて仕上がった作品がこちらです。
名前を呼んで振り返っている様子を想像して描かせて頂き、
素材にクラフト紙を選んだのは製図用ペンで描いた上から使用する
仕上げのクーピーとの相性が良く色味が良く映えるからです。
とても喜んで頂きまして、ご自宅にて玄関に飾って下さっているそうです。
これからも素敵な時間をご家族と過ごせますように。。。(*’▽’*)
さて、続いて2点目の作品。こちらは日本画作品となります。
画材としましては、鉛板、アキーラ、岩絵具
ザリガニを鉛板の上に描いた作品となります。
私は鉛板の上に日本画を描く作家で、
且つ描く対象が金属の素材を生かした昆虫や甲殻類が主なので
こちらがメインです٩( ‘ω’ )و笑
何故ここにきてザリガニなのかと言いますと、
ある時に知り合いの方がザリガニを飼育されていて
そのお話や様子を聞かせて頂いていたんです。
その時に彼らはどのような環境にも適応出来る体質を持っていて強いのだと
何度もお聞きした中で、ふと自分自身と重ねてみたのです。
彼らはどれ程厳しい環境内であっても対応出来る適応能力を持ち合わせている。
それに比べて私といえばどうなのだろうか。
自分にとって都合の良い環境を選んだり、見たいように見て聞きたいように聞き、
独善的な解釈をする。
なんて勝手なのだろう。
自然界というのは誰に対しても慈悲がなく、厳しく残酷な面も持ち合わせている。
厳しい環境面でどのように対処すべきか、対応すべきか
きっと彼らは自分自身でその答えを導き出すことで
これまで生き残ってこれたのと生き抜く強さを持つことで
厳しく残酷な自然界でも生きられる体質を身に付けたのでしょう。
世の中上手くいく事ばかりでなく
人間というのはやはり不器用で個々で意思というものを持つので
すれ違いであったり理不尽な事であったり多くの試練が立ちはだかることと思います。
時には逃げること、都合よく解釈することも必要かもしれません。
けれども、厳しい自然界で生き抜く彼らと同じように
その壁に対して向き合っていくことも必要なのではないかと
この作品を描く時に考えていました。
上手く生き抜く強さ、
私も見習って身に付けていきたいものです。
私たち人間は自然から学ぶことが山程ありますね!