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2024.11.15
独鈷杵
密教法具の一つで金剛杵の一種。それぞれの先端は一本のみで、教義的には唯一の法界を示します。仏の智慧の堅固さと煩悩をうち破る二面の象徴です。
独鈷杵は、古代インドの武器として用いられていたものです。密教では、煩悩を打破する菩提心の表象として用います。真鍮・銅・鉄などでつくられ、手に握れるほどの大きさで、形は細長く手杵に似ています。両端の分かれていないのを独鈷杵、分かれたものはその数により、三鈷杵、五鈷杵と呼ばれています。それぞれ一真如・三密三身・五智五仏の義を表わしています。また、塔・宝珠・鈴などをつけたものもあります。
材 質 : 真鍮製
技 法 : 鋳造
表面処理 : 金めっき
サイズ : hx