- 入社した動機を教えてください
- 髙木金属に来る前は、将来的には機械がやるであろうというような単純な仕事をしていまして、やりがいを感じていませんでした。
小学校から図工が好きで、何か形に残るようなことがしたいと思い、物作りの仕事を探していましたら髙木金属の募集を見つけて応募しました。めっきのことは全く知りませんでしたが、面接の際にできあがったものや展示品などを見て感動し、入社を決意しました。
髙木金属ではお客様から預かったものを美しく仕上げるという点で、非常に楽しく感じています。 - 現在任されている仕事の内容を教えてください
- 仏壇・仏具などの装飾を担当していまして、中でも銅めっきを施して光沢を出す仕事を行っています。光沢とはわかりやすく言うと、めっき液の中に入れて化学反応を起こし、ピカピカに光らせる工程です。電気が流れにくいところは光りにくかったり、電気を流しすぎると黒ずんでしまうので、そこに注意して作業しています。
- 仕事のやりがいや面白さを教えてください
- ピカピカに光沢を出したものに金めっきを付けることで、金に輝いて見えているので、私が光沢を出す作業で光り方がかなり変わってきます。光沢を出し、そこに金が乗った際にいい具合に光っていると、嬉しいですしやりがいを感じますね。逆に責任も感じながら仕事をしています。
- 現在の仕事の職場環境から感じたことを教えてください
- 髙木金属で働くようになって、次の人の工程のことを考えたり、その先のお客様のことを意識するようになりました。私がミスをしてしまうと、あとの工程の方に迷惑をかけたり、お客様の納期も延びてしまうことになってしまいます。大げさに言うと、自分ばかりではなく、相手のことを考えながら仕事をするような気持ちにさせてくれました。
あとは、先輩たちは時に厳しく、時に優しく、メリハリが効いた人たちばかりなので、相談しやすいのも職場環境の特徴だと思います。 - 仕事について今後への抱負を教えてください
- 今携わっているのが、作業の手順をマニュアル化するという仕事です。「装飾=職人」という概念を変え、先輩方が築き上げてきた作業をわかりやすくし、最終的には新入社員にもそれを見せれば作業できるというもので、写真や文章に加え、動画も含めてマニュアルを制作しています。髙木金属の宝とも言える金めっき技術を、次の世代へと引き継いでいけたらと思います。