- 入社した動機を教えてください
- 芸術大学に通っていたので、美術品だったり伝統工芸に興味があり、特にめっき職人には憧れを抱いていました。前職も物作り関連の仕事には就いていたのですが、諦めきれずに髙木金属に応募しました。
面接を行なった際に、半日仕事体験をさせてもらえることになり、汚れたものをきれいにする作業を体験しました。その際に関わった先輩たちの丁寧な指導のほか、お昼も食堂で食べさせてもらったり、明るい雰囲気がすごくよかったので入社を決めました。 - 現在任されている仕事の内容を教えてください
- 今はめっき工程の基本作業でもある洗浄を担当しています。薬品に漬けて汚れを浮かし、回転するブラシで汚れを落としていきます。最初は汚れがきちんと落とせているのかどうかわからず、先輩に「ここ残っているぞ」と言われ、まじまじと見ると確かに汚れが残っていたこともありました。この仕事は重要で、汚れが残っているとその部分にめっきが付かなくなってしまい、せっかく金めっきを付けたのにまたイチから作業のやり直しということになってしまいます。
- 仕事のやりがいや面白さを教えてください
- 歴史のある寺社仏閣の仏具など、古くからあるものをまた美しく蘇らせることで、自分もその歴史に関われるということが、すごくやりがいを感じますね。すごい汚れたものを、1日丸々使って洗浄作業をほどこし、その後の工程を経てきれいになって返っていくのを見るととても気持ちがいいです。
また、当社が携わったものを実際に見に行けるというのも面白いですよね。一度会社全体で、京都の南座へ見学しに行ったこともあります。嬉しいですし、不思議な感覚になります。 - 現在の仕事の職場環境から感じたことを教えてください
- 優しい先輩ばかりなので、趣味の話やコミュニケーションを取りやすい職場です。めっき会社なので職人肌の人が多いイメージを持たれることが多いのですが、分かるまで教えてくれたり、相談しやすい環境を作ってくれています。また。社長をはじめ、役員の方が社員のことをすごく大切にしてくれているとも感じます。私が過去に趣味のオフロードバイクで骨折してしまった時には、社長の奥さまがお見舞いに来てくれたり、一人一人を大切にしてくれていると思います。
- 将来目指していることを教えてください
- オフロードバイクを真剣にやっていまして、そちらも本気でがんばりたいと思っています。社長も応援してくれているのですが、骨折して仕事を休んでいるのに、「気にせんとがんばり。そういう本気になれるものがあることはいいことやから」と言ってくれています。社長や同僚への感謝を忘れずに、続けていきたいと思います。
- 仕事について今後への抱負を教えてください
- めっきの技能検定の取得をまずは目指しています。師匠のような存在の先輩と一緒に仕事をさせてもらっているのですが、その方は一人でもなんでもできて、なんでも知っていて、いつかは同じようになれるようにがんばります!